ウィッグ界のチャンピオンに亀田興毅が迫る
薄毛に悩む人たちに寄り添うアデランスの想い
亀田興毅の“大人の社会科見学”【ヘアケア編】【PR】
いま最も注力している事業は何なのか? 業界トップとなった哲学とは? そして令和の時代はどこへ向かっていくのか?
熱い想いで同社を牽引する代表取締役社長・津村佳宏氏に元ボクシング世界チャンピオンの亀田興毅氏が話を訊いた。
■毛髪業界トップ企業の「今後100年へ向けた」取り組み
亀田興毅(以下「亀」と表記)──最近は「カツラ」ではなく「ウィッグ」と呼ぶんですよね?
津村社長(以下「津」と表記)──そうなんです。少しずつ「ウィッグ」という呼び名が浸透してきてはいますけれど、まだまだですね。テレビやネットなどでは相変わらず「カツラ」、ひどいと「ヅラ」という言葉になっています。
亀)──特に若い人ほど「ヅラ」って言いますよね。なんで「ウィッグ」に呼び名を変えようと思ったんでしょうか?
津)──着けている方をネガティブな気持ちにさせてしまう言葉だからです。ウィッグを必要としている方にはそれぞれ悩みがあるんです。加齢による髪のボリュームダウンはもちろんですが、なにより病気や薬の影響で髪がなくなってしまった方もいます。
亀)──なるほど。単に年齢でハゲた人だけではないですもんね。髪がある人たちに悪気はないんでしょうけど、着けている人からしたら良い気分はしないですね。
津)──そうなんです。「ヅラ」という言葉、響きには決して良いイメージはありませんよね。「ウィッグ」の方がお洒落というかポジティブなので、まずは私たちのような業界の人間が率先して呼び方、イメージを変えていかなければいけないと思っているんです。
亀)──使う人の気持ちを考えてのことでしたか。自分もこれからは「ウィッグ」と言わないと…。ちなみに、この業界もいろんな企業がありますけど、アデランスさんは業界ナンバー1、リーディングカンパニーなんですよね?
津)──はい。お陰様で総合毛髪関連事業ではグローバルナンバー1です。創業からは51年、今年から次の100年に向けてやっていこうというところです。
亀)──グローバル、世界…ということは髪業界の世界チャンピオンなんですね! あ、総合毛髪関連事業ということは、ウィッグ以外にもいろいろやられているわけですよね。
津)──もちろんです。ウィッグを選ぶ人もいれば「やはり自分の毛を生やしたい、伸ばしたい」というニーズもあります。北米のグループ企業は医療によって髪を再生させるための取り組みもしています。
亀)──医療、で再生…ですか?
津)──実は、アメリカにあるアデランスアメリカホールディングスという会社が、毛髪クリニックである「ボズレー」という会社を運営しているんですよ。3年前には国内に、医療機関向けに医薬品等の販売やコンサルティング事業を行う会社を作りました。私たちはこれから医療でも髪の毛の問題を解決していこうとしています。
亀)──医療でハゲが治る時代になってきているんですね。でも、アデランスの海外の会社に、クリニックがあったとは驚きました。
津)──50年もこの業界でやっていると様々な情報に触れますし、イノベーションがあるんですね。それらの技術を活用して健康寿命を伸ばしたいと考えているんです。それには毛髪だけでなく、美容や健康といった領域にも目を向けていかなければなりません。
亀)──すでに髪業界世界チャンピオンなのに、美容や健康にもいくんですか。2階級、いや3階級制覇ですね(笑)
津)──そうなれば亀田さんと同じですね(笑)。今は「人生100年時代」なので、みなさまの健康寿命をどうやって伸ばしていくかということが、我々の課題です。
トップでいるためには他社ができないことをやらないといけないと考えていますし、 私たちなら、悩んでいる方の心理的負担にもっと寄り添えるはずだと思うからです。
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